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社長の明太よもやま通信 VOL.4

社長のよもやま通信

 

【明太子の業界のこと】

 

今回は、明太子の業界のことをお話させていただきます。

明太子の会社は、福岡だけで、大小含めると約200社あるといわれています。

みなさんが、福岡に来られて、例えば、博多駅や福岡空港で明太子を買おうと思われてみて、まず、びっくりされるのが、「明太子っていろんなメーカーがあるんだ!」ということではないでしょうか?

そうなんです。冒頭でも言いましたが、福岡だけで約200社あるといわれています。もちろん、その中には、駅や空港、デパートなどで売られている有名ブランドのものもあれば、その会社に納品するメーカーもあれば、また、小さな小料理屋さんが、明太子を作っている場合もあり、規模の大小はありますが、いずれも自社の自慢の味を競い合っています。

この、いろいろなメーカーが自由に味付けをして、そしてお互い切磋琢磨してきたからこど、明太子の業界はこれだけの規模になってきたのではないかと、私自身も思います。

これは、そもそも、明太子を作った「ふくや」さんがその作り方を秘密にせず、いろいろな方に広めていただいたお陰で、それぞれが独自の味を作ったり、工夫したりと独自性を出そうと知恵を絞った結果、明太子というジャンルができ、その中で様々な味ができたのだと思います。

ちなみに、そもそも激辛ブームにのって、全国に博多土産として広まった明太子でしたが、わが社は「辛くない明太子」という路線を選びました。「辛さ」で有名な明太子のなかで、「卵の味が美味しい辛くない明太子」というコンセプトだったんです。

201808辛子明太子

おかげで、今でも私どもの周りのお客様は、ブームにのった味よりも、「品のいい美味しさ」を大切にされているかたばかり・・・だから、卵の美味しさには、どうしても譲れないものがあるんですよ~

ではでは、 暑さも峠を過ぎたようですが、疲れもでやすい時期です。お体ご自愛ください