/ 明太よもやま通信

社長の明太よもやま通信 VOL.7

社長のよもやま通信

 

さて先日、平成30年10月24日に、福岡で「アラスカシーフードマーケティング協会」さんと、「アラスカスケソウダラ生産者組合」「博多辛子めんたい共同組合」の共催で「2018アラスカ産スケソウダラセミナー福岡」というイベントが行われ、恥ずかしながら登壇して我が社の取り組みを少しだけお話させていただきました。

セミナー

「持続可能な水産資源と日本の技術」という内容でしたが、約70名の業界関係者さまやマスコミ関係者の方がお集まりいただき、現状の課題やアラスカの取り組みなどを話すと同時に、ほかのパネラーの方からもたくさんのことを学んできました。

さて、そのセミナーで、アメリカからジェームス博士という科学者の方がこられて、アラスカの水産資源のデータを事細かにご説明頂きました。そこで感じたのは、本当にアメリカは、「科学的」です。

詳細なデータと、その蓄積、そして、そのような活動に水産会社さんが、しっかり重きを置いている。

そこが違うなあ・・・と思いました。

グラフ

どこで、どの船が、どれだけ水揚げしたのか?といったデータがGPSをつかって海図の上で詳細に記録され、それの経年の変化・海水温との関係など・・みんながそのデータを大事にするから、みんな安心して、漁業をつづけることができるし、だからこそ、目先の水揚でなく、長期的な資源の保護に信頼をよせているのではないかなあ・・と思いました。

アラスカの海

日本の水産資源の保護はまだまだです。

サンマが今年は安いといっても、来年はおそらくまた、不漁であるとの予測です。
今から始めていかないと、私たちの子供や孫の世代になったら、もう、養殖の魚しか食べられなくなってしまうのではないか?そんなことで、本当に私たちは私たちの責任をはたしているといえるのだろうか?

今、私たちが享受している生活を将来世代にも安心して受け渡せるようにしていかなければならないと、こそっと思ったりしております。

あらすか明太子