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博多の家族のひととき|郷土料理≪夏≫

博多の郷土料理は懐かしい母の味

生サバが安く手に入った時は、毎回と言っていいほど『ごまさば』を作る。博多の郷土料理『ごまさば』は、醤油ベースのタレとゴマで和えて、ネギやワサビなどの薬味を添えたもの。一見簡単な料理だけど、母が作ってくれた味とは少し違う。小さいときに食べた『ごまさば』を作りたくて、家に帰って母に聞いてみた。調度いいからと、晩御飯の支度がてら作り方を習う。

dm18p_3娘 綾香さんの思い
美味しさの秘訣はひと手間の愛情
手際よく醤油タレを作っていく中で、母なりのやり方があることに気づいた。みりんと酒を煮詰め、醤油を入れて軽く沸騰させること。ただ調味料を加えるだけじゃなく、こういったひと手間が味の深みになるんだな…料理から伝わる愛情を改めて感じながら、将来私も子どもに、母が作ってくれた『ごまさば』のレシピを伝えたいと感じた。

母 美香さんの優しさ
毎日頑張る娘に伝えたい優しい味
いつも仕事ばかりしている娘が久しぶりに台所に立ったと思ったら、「お母さんの料理を教えて欲しい」とのこと。我が家の『ごまさば』は、お父さんのおつまみとしてよく作っていた料理。コツなんて特に思いつかないけれど、娘は何か感じていたみたい。やっぱりこの味が一番だと、美味しそうに食べていた。いつでも教えてあげるから、たまには早く帰って来なさいね。


 

≪ごまさばの作り方≫

dm18p_2●材料/2人前
真さば      1枚(刺身用・半身)
小ねぎ      1本
のり         4/1枚
しょうゆ     大さじ1
酒        大さじ1/2
みりん          大さじ1/2
白すりごま  大さじ1・1/2
白ごま        小さじ1/2

●つくり方
(1)さばは皮・骨・血合いをとりのぞき、一口大の薄切りにします。
(2)小ねぎは小口切り、のりは細切りにします。
(3)ボウルにしょうゆ・酒・みりん・白すりごまを入れて混ぜ合わせ、(1)を和えます。
(4)器に盛り、(2)をのせ、白ごまをふります。

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(通販カタログ2015夏より)