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ご存じですか?秋から冬に魚が美味しい理由

≪美味しい理由・・・ご存じでしたか?≫

「食欲の秋!」

秋になると、この言葉で自らを納得させ、あれも食べたい!これも食べたいと!という楽しい妄想を膨らませ、日々実践を繰り返している島本の外尾でございます。

秋の炊き込みご飯

当社は海産物関係の食品を数多く取り扱っているため、この季節には特に沢山の美味しい食材の情報が集まってまいります。

その中でも、魚の情報が多いのですが、これからの季節の「美味しい」・・・理由をご存じでしたでしょうか?

これを知れば、食欲の秋の楽しみも倍増かもですね(^^)/

≪美味しさの理由は、人と同じ?≫

一般的に魚は、秋から冬にかけて「脂」がのる魚が多いのです。

秋は、あじ、さば、さんま・・・、冬は、カツオ、たら、カレイ、マグロなどなど、、、
(自分で言っているだけで、美味しさを想像し、お腹が減ってきました)

さんま明太炭火焼

脂がのる理由の一つは、海水温が下がることで、魚が寒さから自らの身を守るために脂肪を蓄えることにあります。

海水温が下がるにつれてこの脂肪は増え蓄えられていきます。私達が普段よく使う「脂がのって美味しい!」という状態になるのです。

逆に春から夏にかけては、海水温が上昇していくため、徐々に魚の脂肪分は少なくなり、この時期と比較すると、脂がのっていない、パサパサ、ボソボソとした食感に感じてしまうことが多いのです。

また、もう一つ言えるのが、魚種にもよりますが、魚の食欲が減少することが関係していると言われています。

人間も暑い夏場だと食欲がなくなりますよね(ビールは加速度的に進みますが、、、汗)。暑いと「今日はさっぱりと、素麺にしよう」などと、食が細くなる傾向にあるのですが、魚も同じように食欲が減退すると言われています。魚は「今日はそうめんにしよう!」という訳にはいきませんし、ビールものみませんから、なおさらかもしれません。。。

その他にも、秋から冬にかけての美味しい要因はあるのですが、主にこのようなことが関係していると言われています。人間にあてはめると、わかりやすいように、あらためて考えると自然の摂理は同じなんだなと感じます。

さば

≪美味しさと健康≫

またここ最近では、いくら美味しいといっても「脂」と言ったら、敬遠されることも多いのかもしれません。しかしながら、魚のもつ脂は、動物性の脂と違い、不飽和脂肪酸といわれ、ここ近年は健康の為にとても注目されている物質です。

特に不飽和脂肪酸の一つで、体に良いと言われているオメガ3脂肪酸の「DHA(ドコサヘキサエン酸)」、「EPA(エイコサペンタエン酸)」は、魚の脂には沢山含まれており、それを理由にあらためて魚を食べる習慣の大切さが見直されております。

オイル

≪食べない理由は見当たらない!≫

普段、何気なく食べている魚ですが、こんな美味しくて、こんなに健康に良い食品ですから、これを食べない理由は見当たらない!と感じるほどではないでしょうか。

勿論!食べ過ぎは良くありません(自分への戒めです・・・)が、適度に旬の味を楽しみながら、健康面にも配慮できる食べ物って最幸ですよね。

私達も沢山の海産物を扱っております。あらためて歓びのある食卓、幸せのある食生活のサポートをする重要性、そして使命を感じております。

これからも皆様に「こんな美味しくて、健康的な食材があります!」と自信を持ってご紹介できるよう日々勉強してまいりたいと思います。

美味しく、健康的な食材で素敵な食生活を過ごしましょう!

鯖のめんたれ漬けimg