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発色剤と着色料の違いについて

≪原材料に「発色剤」が入っていても、「無着色」?≫

島本の明太子は、全て無着色となっています。
しかし、明太子を作る際に「発色剤」と言われる亜硝酸ナトリウムを添加しています。
お客様のなかには、「無着色だからおたくの明太子を買ったのに、発色剤が使われてます!」とびっくりされる方がいらっしゃいます。
誤解をされる方が多いのですが、発色剤は着色料ではありません。そのため、発色剤を使用していても「無着色」の明太子なのです。

大吟醸仕込み辛子明太子

≪発色剤は、食品に色をつけるもの?≫

発色剤:もともと食品がもっている色を引き出す
着色料:もとの色とは全く違う色もつけることができる

という、明確な違いがあります。

わかりやすく言うと、いくらやすじこ、明太子などの赤色を引き出すのが発色剤です。赤い色を持たない食品に発色剤を添加しても赤くはなりません。かき氷のシロップや缶詰のチェリーなど、カラフルに色を付けるためのものが着色料です。

いくら

生肉を思い浮かべると、空気に触れるとお肉の色が赤から茶色っぽく変化していきます。お肉と同じ現象が、発色剤を添加しないといくらや明太子でも起こります。

≪美味しい明太子をお届けするために・・・≫

ヒトは、味覚の5つの基本味である「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」のほか、「視覚」や「嗅覚」なども使って総合的に味を判断しています。

島本では、「視覚」でも美味しく明太子を味わっていただくため、発色剤を少量使用し、たらこが本来持っている赤色を引き出すお手伝いをしています。
ご注文いただく際、発色剤と着色料の違いをご理解いただけますと幸いです。

明太子

 

 

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